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お疲れ様です!
高山龍也です。
昨夜はオンラインのセミナーでカラーマネジメントに関して学びました。
特に写真を嗜む皆さんでしたら必ず経験があると思いますが色の不一致。
例えば
・撮影した画像をSNSへアップしてみたけど全然色が違う。
・別のパソコンで見たら色が全然違う。
・印刷物がモニターと違う。
よくあることなのですが、これを解決するにはカラーマネジメントが必要となるのですが、これがなかなか難しい!!
実は自分もカラーマネジメントのセミナー受講は2回目なのですが、なかなか難しく1回では理解しきれずにおりました。
この時期ですから出費は抑えたいのですが、普段できなかったこと。得たかった知識。
ブラッシュアップしたかった知識を得るために受講しました。
講師の方は前回とは異なる方だったのですがわかりやすくご説明いただけたのでだいぶ理解が進んだと思います。
基本的な話で、そもそもカラーマネジメントとは?メモ的にごくごく簡単にまとめてみました。
モニターに求められること(デバイスプロファイルの設定)
・モニターの色を正しく表示させる。
・そのためにはキャリブレーターを使ってキャリブレーションを行う必要がある。(デバイスプロファイルの作成。)
・その際の目標値として設定すべき色温度などもWeb用なのか?印刷物なのかによって変える必要がある。
→印刷物は5000K(D50)、Webなどでの表示は6500K(D65)
→これが自分にとって非常に引っかかっておりモニターの出荷時デフォルト設定がD65で設定されているためD50の設定でキャリブレーションすると当たり前な話でかなり黄色っぽくなります。
写真=印刷物の考えでキャリブレーションすると今まで見ていた色味と極端に違う色となリます。
でも実際にプリントして印刷物を確認する時も同じ色温度の環境で見流ことにより印刷物とモニターの色味を合わせることができるというわけです。
ちなみにこのD50は印刷業界で標準的に決められたこととのことです。
昨今、印刷物とし手の写真というよりもWebでの使用が多いことから自分はD65としていますが、印刷をする場合はD50で設定した方が良さそうです。
もちろんその印刷物を確認環境も以下のように整える必要もありますが。
・モニターのキャリブレーションの精度を上げるためにはハードウェアキャリブレーション対応のモニターを選ぶ。(モニター一体型のPCやノートでもソフトウェアキャリブレーションは可能だがその精度は劣る。)
印刷物を確認する際の環境
・5000Kの照明で明るさも500lxが標準的ということです。
写真のデータ自体のプロファイルの定義
・sRGBかAdobe RGBかといったいわゆる色空間でドキュメント自体が表現する色空間を定義してあげる必要がある。
・この写真はどんな色空間で作られた物なのか?どんな色表現したいのか?です。
・もちろんこれは表示させるモニターによっても変わってきます。色表現の広いAdobe RGBで現像や編集しそのプロファアイルを埋め込んだとしてもそれが表示できるモニターでなければ意味がないということです。
・昨今はAdobe RGBカバー率といった表現でモニタースペックが表示されています。(カバー率とは違い単なる色表示の割合%でスペックをうたっているのはAdobe RGBでの表示する空間とは全然違うところの表示を意味する場合もあるので注意。)
・このプロファイル変換(例えばAdobe RGBをsRGBへ変換する場合。)はPhotoshopなどで知覚的、相対的な色域を維持のどちらかを選ぶのですが、その選び方によっても色空間変換方法が異なるので色味や階調が変わる。
(おそらく自分は変換することになる場合は相対的な色域を維持を選ぶのが多い?!)
プリンタープロファイルの設定
・プリンターの特性や個体差をなくすためにプリンターのキャリブレーションも必要となる。
・これは個人的なことなのですが、ここまでできるキャリブレーターは高価なので現状自分は不要。とりあえず用紙に応じたプロファイルを選ぶのが妥当か?!
・その際にPhotoshopで色校正機能で確認した上で印刷を行ってみるのもアリかと思う。
ということで色々書きましたがいろいろな人の話を聞いていると、やはりコスパも考慮しモニターはBenQ、キャリブレーターはxlite社i1 Displayがお勧めだと思います。
自分はこのSW270Cを使用しています。
Adobe RGBカバー率99%でもちろんハードウェアキャリブレーションです。
グレア防止のフードもついてて現状8万円代で購入できます。
そしてキャリブレーターはこれです。
キャリブレーターはモノによってはセンサーの精度がすぐに低下したりしてしまいますが、これは5年くらい使っても問題ないとのことで、精度もよく簡単で非常にコスパ良いです。
さらにガジェットやWebブラウザによっての色空間の違いだとかWebサイトによっても違うとのことで、正直いって画像を作った人の意図に反した色味でみてしまうことが当たり前な環境だということがよくわかりました。
そのため、しっかりとカラーマネジメントに関する認識を持った上でのクリエイティブな仕事をすることが必要な訳です。